七五三準備 ムスメ編
- Hiromi
- 2024年11月28日
- 読了時間: 3分
更新日:2024年11月28日
3歳になるムスメ。 今年に七五三をしようと決めていた。
手描友禅染屋に嫁いだので、先代が染めた祝い着がある。
3歳用の三つ身では従姉さんの時に誂え染められた着物がある。 (ちなみにお宮参りの時はお姉さんの時の) もう何人のムスメさんが袖をとおしたのだろう… 親戚中で上手にまわして祝いの席に召されたもの。
今年はムスメの番だった。
いざその着物を手に取り広げると あれ?そもそも3歳児の七五三で着物に何がいる??
そう、着物しか受け取ってないの。
私の結婚式の時でいえば、 家業の大事な着物に袖を通させていただいたんだけど、 その時は必要な小物、髪飾りは私はお会いした事のない亡きおばあちゃまが嫁いだ時に 身に着けていたものをそもまま私もお嫁入りで身に着けた。 なので、きっと祝い着に合わせて全てそろっている…とどこか思っていたから、さて困った… さぁ、ここで従姉の母、伯母のひで子の出番である。
・襦袢
・被布又は帯など
・髪飾り
・草履
・足袋
それぞれどうしていたのかと聞くと
親戚中から上手に使い合わせていたとの事。
それでは毎回その所在を確認してかき集めなくてはいけないと思うと
伯母のひで子がいなくなってしまった先を考えたら、もう私では無理だ。
そうなったら、
この着物自体袖を通すことが億劫になってしまう…ということは着なくなる。
え~それは嫌だ。。。
ということで
今回代々継がれてきた3つ身の着物に不足していた分を足してこれからセットで置いておこうと決めた。
襦袢は袖の中に襦袢袖が付いていたのだけど この度手に入れたかった
・被布
・髪飾り
・草履
を買い求めた時に襦袢、伊達衿もついていたので
襦袢に半衿(別で購入)つけて伊達衿も使えるように着物に縫い付けた。

ムスメは品々が届いてなんだかわからないけど
「お着物きるぅ~~」
と今か、今かと待ちわびていた。
その度に髪飾りと巾着、鈴付草履が何度も駆り出され
本番前にもう使い古される、傷むのではと何度もハラハラした。 着物の丈直しはされていたんだけど、
ムスメには10㎝は長く、被布で隠れるから何とかなるでしょうと逃げながら
やったことのなかった丈直しをした。

はぁ。 なんだかかーちゃんらしい事してんなぁ~なんて思いながら 最終準備をしたのである。
そして自分の時を思い出すのだ。 さすがに3歳は覚えて無いけど7歳の時は覚えている。
あの時も前日までに、母は私の準備をしていたんだ。 なんなら子4人分の祝い事を私以上に忙しいスケジュールでこなしてたんだ~。
と、想像できるようになった。
こうやって具体的に親に感謝することを見つける育児。
それが育児の楽しさでもある気がするなぁと思った日。
少なくとも私にはね。
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