
これからは近所の専門小売店が重宝されると思った経験【お布団やさん編】
- Hiromi
- 5月30日
- 読了時間: 3分
園での生活が始まって2ヶ月が経つ頃 なんだか急にお昼寝布団をあれやこれやと持っていきたがる、または変更したがるので 色々私なりに考えてみた。 気に入った掛布団…かこれからの時期だとタオルケットがないってことなのかもしれないなってことで 我が家で愛用しているパシーマのキルトケットを園でのお昼寝用の掛布団に仕入れることにした。 以前もHPから購入したんだけど 近所のお布団やさんが置いてたなって思い出して、お店の在庫を求めて伺ってみた。 大通りに面しているお布団やさんは、街中からの帰路でよくお店の前を通っていた。 お店の外にはパジャマの袋がたくさん詰まっているかごや、 枕が詰まっているかごなど手に取りやすいものが並んでいて そのガラス戸には目の高さで今出しているんだろうお布団やさんの新聞の折り込みチラシが並んで貼ってある。 昭和後期生まれの私には親しみがわく雰囲気のお店。
そのお店の入り口から入ったところにパシーマが置いてあるのを ガラス戸越にいつもみていた。 お店の自動ドアを入ると「ぴんぽぉ~ん」って音が鳴る。 その音を合図に私のもとへ小柄の女性が声をかけに来てくださった。 控えめに優しく言葉丁寧に話されるままに
私は希望の品があるか聞くとメーカーに問い合わせて取り寄せますとの事。 そのやり取りからふと、彼女に今気になっている寝具への悩みを打ち明けたくなった。
4月末に引っ越しをして来客用の寝具の準備を考えていた。
ざっくりとどんな布団にしようかとホームセンターや雑貨良品店などの手軽な布団一式セットなど よく見ていたが、実際どんな寝心地なのか、これでどうなのよ…と思うところがあって悩んでいたところだったの。
ちょうど目の前には 綿布団、羊毛布団、綿羊毛混合、綿ポリエステル混合…や、重さなどなど 比較する項目が多く逆に何がどう適しているのか気になってしまったから 自分の悩みと合わせてそれぞれの布団の良し悪しを彼女に伺ったのだ。 すると、何の迷いもなく彼女は心地よい言葉の運びと分かりやすい例で各素材のお布団の特徴と
良し悪しを伝えてくれた。 その話の流れが興味をそそる内容なので聞きながら、あれは?これや? と聞く私に 当初と変わりなく優しく言葉丁寧に説明してくれた。 インターネットでもAIチャットがそれぞれの善し悪しを説明してくれるかもしれないけれど 彼女の経験からくる活きた言葉の説明に勝るものはない。 話を聞きながら頭で想像できるんだもの。 これが専門小売店のチカラだ。 百貨店やデパートなどの売り場に配属された売り子さんとは違う。 彼女のお店にたつ想いは 「寝具は自己投資」という気持ちから。 沢山の時間を身を寄せて過ごす寝具。 疲れを癒し、目覚めた時の活力ある時間を過ごすための投資時間である。 消耗品と言えども長い時間使うものなのだから
予算や場所、保管条件や管理などの手間などさまざまなバランスのいいところで 少しでもよき睡眠に寄り添いたい気持ちから
彼女はこのお店に立っているのだと伺えた。
お陰さまでお店を出る時には
来客用布団選びについて悩んでいたことは解消されたし
寝具選びをする中で
私は来客にも「暮らすように京都を楽しんでほしい」と願う思いがある事を知った。
だからこそ
今までにらめっこしていたサイトには何ら未練もなく
このお布団やさんに相談にいくだろう。
自動ドアを通ると聞こえる「ぴんぽぉ~ん」がとても軽やかだった。
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