
ネックレス2度目の裂。直してまた使える喜び。
- Hiromi
- 4月21日
- 読了時間: 3分
きゃーーーー!!!!
ない!
ある日家族と家に戻り、ほっとして椅子に腰かけ
ほとんど外すことなくつけているネックレスを触る…
…はずのそのネックレスの細いチェーンが指に引っかからない。
え?
どうゆうこと??
その日一日を凄い勢いで巻き戻す。
確かあの時に最後に指で確認したから…と
探偵のように推理が始まる。
なぜならそれは10年前
ヨーロッパの周遊旅を終え旅人生活に一度区切りをつけて仕事のあり方を変え
こう生きていくぞって決めた時に
そんな私にエールの気持ちとお守りに誕生石のネックレスを買った。
決意と思い深きネックレスなのだ。
だから10年ほとんど外すことなく一緒に過ごしてきたネックレスなのに
2度目の紛失は切れた気配も感じさせず私の首から離れていっていた。
あぁ…なぃ…
そう思うだけで親友を亡くしたかのように辛かった。
静かにそこにいてくれただけなのに
居てくれるだけで何だか強くいれた、救われた、励まされた、嬉しかった…とたくさんの感情の支えだったのに。
出来る捜索願いをかけたが見当たらず
悲しみに打ちひしがれ、椅子から離れ
着替えをしに部屋を移った。
また時期をみて
大事なひと石をまた身につけようか…
それともこれは何かから守ってくれたのなら
新たに迎えるのは慎重になった方がいいか…?とか
色々次のステップを何人もの私が頭の中で会話する。
ん?
肌着にトゥルンと引っかかるものがあった。
よくよくみたら
たくさんの探偵を引き出し推測させていた
そのネックレスだった‼︎
おぃ!!お前どこにいってたんだっ‼︎
って言う以上に
もぅ嬉しさがチーターのように俊足に前面に出て
いった。
悲劇のヒロインのように悲しみに溢れてた姿で
母親業を放置し部屋を離れたから
もちろん真っ先に報告したいのもその家族たち。
やったーーー‼︎あったよーーー‼︎
とありきたりの言葉だけどでも
見つかった嬉しさから湧く安堵もあり半べそ状態だった。
でもよくよく見ると、チェーンが切れている。
あ。
これは友人にお願いしなくては…と連絡を入れたが2回目。
友人はジュエリーデザインをしながら家業のお店を引き継いでいる。
当時購入する際に相談にのってもらい
私に合うのを選んで購入した。
話を聞いてもらった上で切れたネックレスをチェック。
他にも必要なメンテナンスを一緒にしてくれて
交換が必要なパーツの代わりをいくつか出して提案してくれた。
そして滞在中にその場で直してくれたのだから
職人であるのもありがたい。
実はネックレスが切れた2回目のきっかけも同じで
きっと何か意味があるんだろうなって複雑な心境。
そしてどちらの時ももう出てこないだろうなって
別れを思っていたら
結果私の元に戻ってきた
きっとここにも意味がある
そして何よりもそれを繋ぎ直してくれている友人が近くにいて
きっとそうであることにも意味があるのだ。
時が止まってしまっていたネックレスが
直されてまた一緒に時を刻める嬉しさ
割れたうつわがまた使えるようになる嬉しさや
怪我や病で日常から外れて過ごしていた人が活力を取り戻し
日常に戻る喜びと一緒だね。
色々と考えさせられ、
学ばされた2度目の紛失
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